コロナ禍でのクリニックホームページとは
「コロナ禍で来院患者さんが半分になってしまいました」
「クリニックで独自にコロナ対策をしているが、うまくアピールできていないようです」
「オンライン診療を始めるか迷っています」
こんなご相談をいただくことが増えてきました。
今(2020/7/18)でも、都内で200名以上のコロナ陽性患者が確認されており、ワクチンや予防薬などが出来ていない現状では、我々は毎日をただ静かに過ごすしかありません。

そんな中でも、コロナ対策として「3密防止策」は確立されてきたので、普段の生活はだいぶ安心して送れるようになりました。私は打ち合わせで医療機関、高齢者施設に伺うことが多いのですが、どの施設でも「3密対策」はもちろん対応済です。
みなさん、下記のような対策をとっています。
- 事前検温
- ソーシャルディスタンス
- 消毒液
- 受付カウンターの透明ビニールシート保護
- 定期的な換気
- 定期的な清掃、検査機器の洗浄
- 院内でのマスク義務化
- (ドクターは)防護服、フェイスシールド
医療機関の方たちは普段から衛生に対する意識が高いので、他の業界より迅速にかつ正確に対応されていました。素晴らしいことですね。
対策内容をアピールするべき
一方で、クリニックの3密対策はしっかり対処しているのに、それを患者さんに伝えるのが不足しているようです。
クリニックホームページ(Webサイト)や動画、チラシなどを使って、クリニックや病院で3密対策していることをもっとアピールするべきだと思います。必要以上に3密を恐れている患者さんを安心させてあげることも医療機関には必要なのではないでしょうか。
クリニックホームページにおいては、現場の写真(清掃の様子やドクターの防護服姿、透明ビニールシート設置済の受付カウンターなど)と対策項目を分かりやすく説明するページを作ることをお勧めします。
オンライン診療に対応しておくべき
オンライン診療をやる予定がなくても、「オンライン診療を始められる」準備をしておくべきだと思います。
資料:厚生労働省 オンライン診療研修e-ラーニングのご案内→こちら
数時間のWeb研修で準備は整います。ぜひ、この機会に研修を受けて貴クリニックのホームページ上で「オンライン診療に向けて準備を進めています」と報告し、コロナ禍で通院をためらっている患者さんを安心させてあげてください。その後オンライン診療を貴院で取り入れるかどうかはドクターの判断や世の中の情勢次第だと思います。